わたしらしい小さな商いって?~さとのば大学オープンキャンパスレポート~

更新日:9月22日



日本全国の連携地域を1年ずつ旅して、地域で実際に暮らしながら学ぶさとのば大学。場所に縛られず、地域でのフィールドワークとオンライン講義で日本各地に仲間をつくることができる新しい学びの場です。


その学びは、地域だからこそ実践的に学べる「プロジェクト学習」と、ほしい未来をつくるためのインプットを全国の仲間とともに学び合える「オンライン対話型講義」のハイブリッド。

でも、「実際にはどんな授業があるの?」と疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。そんなさとのば大学の魅力や面白さを体感してもらうべく、7月30日(土)と7月31日(日)にオープンキャンパスをオンライン開催しました。


今回は、さとのば大学で開講している講義を体験できるプログラムやテーマ別のトークセッション、受講検討者のための個別相談など様々なコンテンツをご用意。

皆さんに楽しんでいただいたいくつかのプログラムについて、こちらのコラムでもご紹介したいと思います~!




わたしらしい小さな商いって?


ここからは、さとのば大学を運営する株式会社アスノオトでインターンする大学生、かわむーが実際に体験したコンテンツをレポートします。


2日目最後、オープンキャンパスの締めくくりに行われた「妄想コアキナイワークショップ」の様子から、さとのば大学の雰囲気や講義の内容をシェアしたいと思います。



去年の夏に1ヶ月半の短期集中コースを受講しましたが、コアキナイ演習ははじめて!少しドキドキですが、頑張ってきます!




▼講義内容 『妄想コアキナイワークショップ』


 「コアキナイ」とは、「らしさ」を活かした小さな商いのこと。

“小さな(無理のない大きさの)商売”という意味での「小商」と、“個性(らしさ)を活かした商い”という意味での「個商」という2つの意味をかけた言葉です。

今回のプログラムでは、それぞれの“らしさ”の言語化や、自身のコアキナイの立ち上げ方などをお伝えします。


▼講師




嶋田 匠(しまだ・たくみ)

1992年生まれ。日替わり店長の「ソーシャルバーPORTO」オーナー。

”らしさ”を活かした小商いを育むプロジェクト「コアキナイ」を主宰。人の居場所に関心があり、「よりどころ」「やくどころ」づくりの事業に取り組んでいます。

1歳の息子が1人。好きな映画は『横道世之介』『ぐるりのこと。』



▼マイプロジェクトって何?

 さとのば大学では、1年次よりマイプロジェクト演習を行います。マイプロジェクトとは、「自分による、”自分のための”プロジェクト」です。「もっとこうしたら楽しそう!」というワクワクする気持ちと「もっとこうだったらいいのに...」というモヤモヤする気持ちに着眼し、自分の半径10mの世界をちょっと“良い感じ”にすることをめざします。


▼コアキナイって何?

 では今回のテーマになっている「コアキナイ」とは一体何なのでしょうか。

一言でいうと、、「らしさ」を活かした小さな商いのことです。

“小さな(無理のない大きさの)商売”という意味での「小商」と、“個性(らしさ)を活かした商い”という意味での「個商」という2つの意味をかけた言葉です。


実はこれ、実際にさとのば大学の4年制のプログラムで行われるもの。自分のためだったマイプロジェクトから、身近な人のためのコアキナイに進化することで、より一層身近な人や社会との関係性をつくることができます。

マイプロの応用なので少し難しいところもあるかもしれませんが、一緒に考えていきましょう!


 今回の演習は、3名ずつのグループに分かれて行いました。

私が一緒になったのは、お洒落にこだわりのあるじんさんと、場を取りまとめてくれる事務局のゆうすけさん。

2人とも社会人の方なので、安心して場を任せられそう、、、と少しホッとしました。


今回はこんなワークシートを使って対話を行いました。




まずはこのワークシートを自分で書いてみて、その後グループで発表します。


◎かわむーの場合


今回、私がコアキナイを考えるにあたってヒントになりそうな質問はこの2つ


Q1) 他人よりも時間やお金を注いでいるものは?

移動と宿泊

Q4) 他人から良く褒められる(感謝される)ことは?

周りの意見を聞きながらリーダーシップをとること


ここからはグループの2人との対話を通して一緒にコアキナイを形作っていきます。


じんさん:移動と宿泊っていうのは旅行とはちょっと違うの?

かわむ:うーん、ちょっと違うんですよね。食べ物とか観光のために行くっていうよりは、人に会いに行ってますね。あとは、空と空気の違いに結構こだわりがあって、それを感じに行ってます。

じんさん:ん?どういうこと?

かわむ:例えば岐阜は雲がゴツゴツしていて強そうな感じで、空気も濃いです。反対に福島とか東北は全体的に空気が柔らかくて、雲も薄いし空の色は淡いです。その空気感を知るのが好きなんですよね。

ゆうすけさん:考えたことなかった。。面白いね


じんさん:リーダーシップって色々あると思うんですけど、かわむーが得意なのはどういうタイプのリーダーシップなの?

かわむ:私が得意なのは、それぞれの人が輝ける場所に送り込む司令塔タイプのリーダーシップですね(笑)例えば高校の文化祭準備で看板作ったり、メニュー考えたり、買い出し行ったり、沢山仕事があるじゃないですか。でもクラスの中には、「手伝いたい気持ちはあるんだけど、どこに人数が足りていないのか分からなかったりして上手く輪の中に入れない子って必ずいて、そういう子もきちんと仕事ができるように上手く再拝するのが得意です。

じんさん:なるほどー!統率が好きというよりは、適材適所のマネージメントが好きという感じだね。

 

ゆうすけさん:「旅先処方箋」っていうのはどう?どこかに行きたいけど、どこに行こうか迷っている人に何故旅に出たいのか、どういう旅をしたいのかをヒアリングして、「あなたはここ!」って行き先を処方するみたいな。

じんさん・かわむ:めっちゃ良い!!

じんさん:「行ってこい!」って行ってくれる人がいるのっていいよね。僕も友人に言われて福岡から島根県の海士町まで1日かけて行ったことあるけど、すごくいい経験になったから、もしコアキナイにするならきっと価値あると思うよ!


◎じんさんの場合

 同じグループのじんさんのコアキナイを考えるときも多くの学びがありました。

じんさんは、自分や相手のことを深掘ることと、美しいものの構造理解が好きなよう。

中でも服に無頓着な双子の弟のコーディネートをするのが好きで、そこには強いこだわりがありました。

 じんさんにとっておしゃれは、「自分らしさを重視しながらも、自分の内面とのギャップのあるものを身に付けること」。自己満足だけでは終わらせないファッションをコーディネートするのが好きだそうです。

しかし私は対話を通して、じんさんの言う「おしゃれなファッション」と、世間一般の「おしゃれなファッション」が少しずれていることに気づきました。

現代では、骨格診断やパーソナルカラー診断を行って自分に似合っている物を身に付ける傾向があります。そのような感覚をもった人からすると、じんさんの外見と内面のギャップを作り出すじんさんなりの”おしゃれ”はあまり価値を持たないかもしれないなと感じました。コアキナイがどんな人に、どうやって伝えると価値が出るのか考えることも非常に重要だと気づくことができました。


▼イベント参加後の気持ち

 コアキナイ演習、ドキドキしながらの参加でしたがめちゃめちゃ楽しかったです!年を重ねるにつれ(まだ20歳ですが笑)新しいものを作り出そうとする事に対してどんどん苦手意識が出てしまいます。こんな事が好き!こんなことしたい!を自分と向き合いながら考える。そしてそれを応援してくれる仲間と形にしていく時間はとてもさとのば大学らしい、あたたかい時間でした。

今回のワークショップを通して気づいた自分のことを活かして、今後も活動していきたいです。